Archive for the ‘脱原発・環境’ Category

原子力災害の際の避難民の受け入れ

http://www.kouiki-kansai.jp/kouikibousai/data_upload/1395982733.pdf

高砂市は宮津市の避難民を受け入れることとなります。
より詳しい資料もあったと思いますが、追って調べて公開します。


太陽熱温水器のわかりやすい説明 熱は熱で

知り合いの議員に教えてもらいました。
太陽熱温水器の仕組み、メリット等がわかりやすく書いています。

そういえば、太陽光発電よりもコストも安いんですよね。

http://taiyoseikatsu.com/special/whatissolhw/whatissolhw01.html


ソーラークーリング

緑の党の仲間から教えてもらいました。
「熱は熱で」の冷房版です。ガスで行っていた冷房に一部に「太陽熱」を取入れるものです。

根本的な原理は「気化熱」による冷房。いわば打ち水効果です。

一般的に使われているクーラーは「室内の熱い熱を外に押し出す」というもの。
結局熱が外に放出されて、「ヒートアイランド現象」の原因にもなります。
そうした意味で二重に優れているのでは。

コストが高いようですが、そうしたところこそ行政が後押しをして普及によるコスト減につなげるべきでは。

http://j-net21.smrj.go.jp/develop/energy/company/2012092701.html

http://www.keins.city.kawasaki.jp/content/ksw/3/ksw3_013-018.pdf

他にも太陽熱は利用しませんが、「打ち水効果」に向けて触媒を工夫したものもあります。
http://www.keins.city.kawasaki.jp/content/ksw/2/ksw2_009-016.pdf

ソーラークーリングを教えていただいた方によると、ドイツは基本的に寒い国なので熱を利用した暖房技術は発達していますが、冷房技術はまだまだだそう。日本の技術力の可能性ありです。
私も世界中を旅行してきて、ガンガン冷房を使っている常夏の国(タイとかカンボジアとか)を見てきました。
地球環境を守るためにもソーラークーリングなどの冷房技術を発達させたいですね。

 


横浜市のユニークな環境条例

備忘録的に書いておきます。

http://www.city.yokohama.jp/me/reiki/honbun/ag20212941.html

(住宅を展示する者の責務)
第146条の3 規則で定める方法により住宅を展示する者は、再生可能エネルギーの導入に関する情報の提供に努めなければならない。
(平21条例7・追加)

(エネルギー供給事業者による情報の提供)
第146条の4 市長は、規則で定めるエネルギーの供給を行う者に対し、地球温暖化を防止する対策を推進するため、市内に供給するエネルギーに関する情報の提供を求めることができる。

福井県おおい原発で事故が起きれば、高砂市にも大きな被害

jiko美浜の会という団体が兵庫県の新シミュレーションにあわせて地名を入れたマップを公開しました。他にも興味深い資料がたくさんあります。

http://www.jca.apc.org/mihama/

避難受け入れどころか、自分たちが大きな被害を受けるという事実が判明しました。
危険な原発以外の選択肢を真剣に考えましょう。

 


太陽熱ももっと注目すべき

太陽エネルギーというといつも「太陽光発電」ですが、太陽熱利用ももっと考えるべきです。東京都は太陽熱にも力を入れています。
http://www.tokyosolar.jp/introduction/thermal/

電気で熱を生み出すのはまったくのムダです。
電気を作り出す過程で多くは熱エネルギーを使っているからです。
(原発、火力…)

ならば「熱は熱で」というのが環境にもやさしく、ムダがないわけです。


東京ソーラー屋根台帳

東京都がまたもや面白い事業を行いました。

http://tokyosolar.netmap.jp/map/

屋根貸しのマッチング事業は神奈川県なども行っています。
屋根を貸す人と電気事業者のいわば「お見合い」です。

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f421164/

東京都はさらにこれを押し進め、屋根貸しに適した屋根が一目でわかるマップを作成したのです。このことによってビジネス機会が増え、マッチング事業も飛躍的に拡大するでしょう。

ドイツなどの事例を研究して導入したようですが、小さな自治体ほど簡単にできたのに…
全国一番乗りを逃したのは残念ですが、高砂市は関西一番乗り、兵庫一番乗りをめざして導入をすべきと思います。


兵庫県の放射性物質拡散予測

[政策資料]
「(原発事故時における)放射性物質拡散予測」について
 放射性物質拡散
資料は以下のものです。
福井県の原発事故において兵庫県への影響をシミュレーションをしています。
P15にありますが、シミュレーション方法によって結果が大きくことなります。
他の結果とP10の国の結果を見ると国のシミュレーションでは
「兵庫県には影響なし」という結果になってしまっています。
しかし、兵庫県のシミュレーションでは京都府の近接地域を中心に影響が大きい事がわかります。
このシミュレーションを受けて、兵庫県や兵庫県も入っている「関西広域連合」では「UPZ(緊急時防護措置準備区域 おおむね30キロ圏内)」の外にも「PPA=プルーム通過時の被ばくを避けるための防護措置を実施する地域」の導入を原子力防災対策指針に盛り込むように国に要望しています。
ちなみにこのデータを全市町に落とし込んだ細かいシミュレーションデータ(例えば高砂市にどれくらい影響があるか)を今年度中をめどに用意しているそうです。
愛媛や山口、福井などにも同等のシミュレーションを行えば、UPZ圏内という問題ととらえらがちな「原発稼働」の問題点が
より多くの市民に見えやすくなるのではないでしょうか。
また、市町村別のデータを広報等で伝えることにより、市民に理解が深まるかと思います。
おおい原発の再稼働問題ではかなり悪質な動きをした兵庫県ですが、このシミュレーションに関しては注目すべき点があると思います。
もちろん、中長期の影響シミュレーションがない、基準が高すぎるなど不十分な点は山ほどありますが、
最低限でもこのシミュレーションを各都道府県で実施させることが必要ではないでしょうか。
なお、他にも避難計画が作成されており、例えば「福井県○○市の○○地区の住民は高砂市○○町の○○小学校の体育館に」というような詳細な計画になるようです。高砂市はその状況を公開し、かつそうした自治体とは日頃から交流をする必要があるのではないでしょうか。そして、例えば高砂市が水害の時には逆に「原発避難予定地域」から支援いただくなどといった交流もしていけばいいのではないでしょうか。

新電力議論に乗り遅れた高砂市 今からでも遅くない、電力状況の把握を

[政策資料]新電力PPSの導入を検討、あるいは実施する自治体が増えてきました。
電力会社以外からの新電力(特定規模電気事業者[PPS])から電力調達をはかろうとするものです。
PPSのサイトはこちら http://www-pps.hpmap.net
概念図はこちら
(経済産業省資源エネルギー庁の資料P6 http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/genjo/seido1206.pdf

新電力概念図

もともと有名なのは東京都立川市です。競輪場の電気に導入し、26%もの経費節約につなげました。
この例は「立川モデル」として各地で紹介されました。
http://atmc-tokyo.com/electricity/7673/
関西で有名なのは大和郡山市です。他にも高砂市の近くでは加東市も例があります。
最近では東京都が一部の施設で東京電力から「中部電力系会社」をPPSとして契約をする変更を打ち出しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF1600A_W3A810C1EE8000/

電力会社の相次ぐ値上げ、そしてリスク分散を考えても新電力の導入を「検討」するのは当然といえます。
ところが高砂市議会の議事録を検索しても「PPS」あるいは「新電力」での議論がまったくされていないようです。
市のHPには当然出てきません。(もしかしたら、議事録にない委員会などで議論されているのかもしれませんが)

実はいいことだらけのように見える新電力ですが、バラ色とはいえません。新電力=再生可能エネルギー100%というわけではなく、発電自体は(一部のPPSをのぞき)火力やガスなどの通常の発電です。
逆に電力会社から安い電力を仕入れて差益を狙う場合もあるからです。
その問題点については以下のサイトに詳しいです。
http://www.ekaeru.jpn.org/challenge.html

上のサイトを作っている「電気をカエル計画」の方々は現在は「節電」政策を提案されています。
http://www.ekaeru.jpn.org/file/4p.pdf
時代は 地域電力会社依存→自由化による新電力導入議論→新電力の限界、節電政策充実へ→新規参入(例えば中部電力系)も含め新電力の再評価 と刻々と動いているのですが、高砂市はなんと「地域電力依存」から一歩も出ていないようです。PPS躍進につながった大きな市場自由化は2005年4月からですから、私の市議時代も含めて「いねむり状態」を猛省しなければいけません。

導入の是非はともかく、新電力=PPS」導入の議論をする中で「いったい施設でどれくらい電気を使っているのか(ピーク時はいつか)」「関西電力とはどういう契約をしているのか」といった実態が見えてきます。
同じ関西電力と契約をするにしても、契約方法で大きく違うようです。以下のサイトに詳しく掲載されています。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1204/19/news096.html
また、PPS検討の入札状況等をみると同じ地域電力会社が落札するにしても、額が安くなったりしています。
ちなみにゴミ焼却施設であるような「売電」でも電力会社だけでなくPPSも含めた入札ができます。
随意契約においても「割引」という存在もあるようです。

今からでも遅くありません。高砂市は新電力=PPS導入も視野に高砂市内のすべての施設の電力使用状況や契約状況をしっかりと調べるべきです。