緑の党ひょうご共同代表、松本なみほ、丸尾まきは、9月11日付で、
神戸市会議長宛てに「政務活動費の適切使用、効率的な閲覧体制についての要望書」を提出しました。
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2014年9月 11日
神戸市会 安達和彦議長殿
政務活動費の適切使用、効率的な閲覧体制についての要望書
緑の党兵庫県本部(緑の党ひょうご)
共同代表 松本なみほ 、丸尾まき
兵庫県神戸市北区有野台3丁目8-3
090-8528-2507(共同代表 松本携帯) Mail hyogo.greens@gmail.com
貴職、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
ご存知のとおり、西宮市選出の兵庫県議会議員による政務活動費(以下、政活費)の不適切使用疑惑を発端に、政活費について市民の関心が高まっています。
神戸市議会におかれましては、2度の調査報告義務化、(1円以上の)全ての領収書添付、収支報告書の常時閲覧など、市民の税金である政活費をより適切に使用し、情報公開を追求されていることを評価いたします。
このたび、市会事務局において平成24年、25年度分、全会派の政務活動費収支報告書の広報費を重点的に閲覧したところ、民主党、自民党、自由民主党、日本維新の会(前たちあがれ日本)それぞれの会派において、一度に1000枚を超えると考えられる大量の切手購入、又は葉書購入の領収書が見つかりました。
1000通を超える郵送物に切手を貼ることは、作業量や時間が膨大となることから、一般的に別納や後納郵便を利用しますが、なぜこのように大量の切手によって郵送をされたのか疑問を抱かざるを得ません。また、切手や葉書は換金性を伴う物品であるため、一般企業では切手台帳や葉書台帳をつけ、使用状況の適正さを担保していますが、神戸市議会各会派の会計においては台帳の管理提出は義務付けられておらず、使用用途の適、不適を検証することが困難となっています。
以上のことより、次の二点を要望いたします。
1、今後の政活費使用においては、一定枚数以上の切手・葉書の購入を認めない、台帳をつける、といった不明瞭な使用の予防策について討議し、なるべく早い段階で対策を講じられることを求めます。
2、収支報告書の閲覧体制について
現状では、収支報告書を閲覧する場合に神戸市役所庁の市会階に赴く必要があり、交通弱者が閲覧することが困難となっています。また、市民が閲覧している間は市会事務局職員が立ち会う必要があり、その間の事務局職員の業務遅延につながる可能性があると考えます。他の自治体では、電子データ化してインターネットで常時公開している所も存在していることから、神戸市も同様の体制でより多くの市民が収支報告書、会計帳簿、領収書を自由に閲覧できる体制を整えていくことを求めます。
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PDFファイル→ 2014-9-11 神戸市会政活費への要望
【報道記録】(リンク切れになっている場合があります。ご了承ください)
■神戸新聞
政活費の透明性確保を 緑の党、神戸市会に要望書
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201409/0007321655.shtml
■関西テレビ
政務活動費で大量の切手購入は問題 政治団体が要望
http://www.ktv.jp/news/index.html#0480803
■MBSニュース(WEB)
神戸市議会に政務活動費で市民団体要望書を提出
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000005716.shtml
■ニュースJAPAN&すぽると!(2014年9月11日 23:30 ~ 00:10)
神戸市議会議長に要望 政務活動費で切手・はがき購入は問題
http://www.kuunel.jp/kansai/corner/4624919.html